今回のジャケットとMVについて
まず、はじめに
今回、歌手 高橋涼太さんのシングルリリースを楽しみにしてくださっていた方々
製作中からその過程を見守ってくださった方々を
心配、ガッカリさせてしまう結果になり
本当に申し訳ございませんでした。
配信してまもなく、私がジャケット担当をさせていただいた「Re:REACTION」と「Re:LONG NIGHT」は配信停止となってしまいました。
この記事では、この件に関してのお詫びと理由を書きます。
お時間のある時にでも読んでくだされば嬉しいです。
「Re:REACTION」と「Re:LONG NIGHT」
この2曲のジャケットを担当させて頂けたこと、本当に光栄で、全力をそそぎました。
初めて「写真」から「写真をベースに別の作品を作る」ということをして
とても勉強になる経験をさせて頂きました。
冗談でも、貶したくない作品が出来上がった!と自信を持っています。
公開するにあたり、皆様に喜んでいただけたことはずっと大切にさせていただきたい思い出です。
私にとって、自分だけでなく、2作とも他の方と作り上げる作品のデビュー作になりました。
この2件のお仕事で頂いた報酬は
iTunesカードでした。高橋さんは「現金のやり取りが嫌だ」とのことでした。
雇っていただいた側なので、私は少し疑問はありましたが
そのまま受け取らせていただきました。
この2作を作り終えたあと
高橋涼太さんと、この2曲について話をしていたところ
「別の曲で、MVを作ろう」という話になりました。
そこで、「撮影をさせてください」と申し出たのですが
「奥さんが「女性と会っちゃダメ」って言うんだよね」との事で
撮影拒否。
さらに、撮影しに行けないなら、お願いしたカメラワークで自撮りをしてもらうことにしたのですが
後日、打ち合わせで決めたカメラワークは全て無視された形での動画が送られてきました。
流石に困惑し、理由を尋ねたところ
「こっちの方がいいと思って」
との事でしたので
シーンを繋げるためにも別のシーンの創作をせねばと思い、その旨を伝え、制作費用の打ち合わせが出ない以上、少し抑えねば自費では足りないのでそのこともお伝えしました。
すると
「正式に依頼なんてしてないよ?そっちの勉強になると思ってやっただけ。依頼のゴーサインなんて出てないよ?」
と
話が変わっていました。
高橋さん曰く「依頼した記憶なんてない」「奎葉さんの勉強用に」とのことで
私は高橋さんからみて、「作る仲間」ではなく
「目下の存在」だったのか…と
うまい言葉は見つかりませんが、そのように感じました。
そこから、色んなものが崩れました。
用意していた絵コンテ等に関してはスルーされ
「とにかく自分は依頼してない」と言うことしか話をさせて貰えず
不安にさせたファンの方への対応を願い出ても
「オレの制作に関わるから出来ない」と拒否。
そんな流れから、MVの話は無くなり
暫くはジャケット制作した2曲の配信もあったので
どうするのか、私もわからず
今後、恐らく何かを一緒に作り上げることは
残念ながら無いかと思い
配信するならと、ジャケット2点正式にご購入頂きました。(著作権は私が持っておりますが、それ以外の権利などを纏めて購入していただきました。)
これで、今回のことはあれど、せめて曲やジャケットは守れたかと思ったのに今回のジャケットの件も隠すかのように
配信停止にする、という連絡を頂きました。
作品を守ることができたのかわからないけどやり切れない感覚と、喜んでいただいた方への感謝の気持ちとガッカリさせてしまった事への申し訳なさが今も残ったままです。
中途半端な形で終わってしまったこと
本当に、本当に
申し訳ございませんでした。
今後の、高橋さんの活動について
私は何も知りません。
ただ、私の方はこれからもずっと、名前も変えることなく
ずっと、撮り続けます。
現在、ムービーのことを教えてくださるお師匠様もいて
きちんと教えていただいたり
オススメしていただいた本の中から技術を学んだりと、「ちゃんと」学び始めています。
本当に、勉強することが沢山あって
尽きない世界です。
なにも他に取り柄のない私は、カメラを手放せば
他に生き方が分からなくなります。だから、カメラを手に取ることは生きることと同じです。
それだけ大切なものだから、きちんと学び、そして誇りを持って未熟でも作品を作ろう、と思って今日も生きております。
なので
教えていただくときは本当にありがたいし
見ていただく時は本当に幸せで、何回目でも緊張するし
作品を作る時はいつだって、胸を張っています。
本当に
本当に大切なものです。
残すために、撮っています。
そこから逃げることは絶対ないし
1人でも待っていてくださる方がいるなら
何枚も、残し続けます。
絶対に、ある日突然消えたりしません。
私のことを心配してくださる方のお声も、ありがたいです。ありがとうございます。
私は大丈夫です、むしろ「写真をベースに作品を作る」という視野を新しく手に入れたので
これからの活動を広げるぞ、という気持ちでいっぱいです。
ペースは亀みたいに遅いけど…
それでも、これからもずっと私は続けていきます。
今回の件でガッカリさせてしまった分、喜んでいただけるよう、精進いたします。
何卒、よろしくお願いいたします。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
長々と、失礼いたしました。
これからも、何卒、よろしくお願いいたします。
松岡奎葉